咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)(別名:プール熱)
夏季に流行するウイルス感染症で発熱が主な症状です。プールで感染することもあり日本ではプール熱とも呼ばれています。しかし多くは飛沫(ひまつ)による感染です。他に接触感染、タオルなどを共用したことによる感染もあります。
潜伏期は1週間ほどで、のちに発熱で発症します。高熱による熱性けいれんを起こすこともあります。ほかに、頭痛、食欲不振、全身倦怠感(けんたいかん)、咽頭痛、結膜充血、眼痛、羞明(しゅうめい)、流涙(りゅうるい)、眼脂(がんし)が数日程度続きます。
乳幼児、高齢者では、重篤な症状となることがあります。
予防は、接触を避けること、うがいや手洗いを励行することです。治ってからしばらくの間は、便にウイルスが排泄されていますので、配膳前、食事前、排便後、おむつ取り替え後の手洗いが重要です。プールに入る前にはシャワーなどでおしりをよく洗い、プールの季節には、タオルの貸し借りをやめること、普段の予防法の励行が大切です。
病気に気づいたら水分補給を十分に行い、高熱が続いたり脱水を思わせる症状には注意しましょう。
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