閉塞性動脈硬化症(ASO)
近年は食生活などの生活習慣が欧米化し、糖尿病や高齢化による動脈硬化性疾患が増加し、末梢性動脈疾患である閉塞性動脈硬化症についても重要な課題になっています。
閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化が徐々に四肢に起こった状態をいいます。
加齢そのものが動脈硬化の危険因子であり、全身状態の悪化から積極的な血管再建術ができない場合も少なくありません。治療ができない患者さんでは、下肢の切断を余儀なくされる場合もあります。下肢切断に伴う危険性や、切断後の著しい日常生活動作や生活の質の低下を考えると、早期からの治療と管理が重要です。
最近は、CTを用いたMDCTにより血管像を見ることも容易になってきています。
約30分のウォーキングを1日2回行い“脚は第二の心臓”といわれ、血流量を補おうと新生血管ができてきます。
食事療法は、脂質の摂取過剰を抑えて腹八分。脂質異常症への対応です。禁煙もしっかり行いましょう。たばこは動脈硬化の促進因子です。
そのほか、ASOは50歳以降に多い生活習慣病なので、「肥満」「高血圧」「糖尿病」「ストレス」も大きく関係しています。
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