自家感作性皮膚炎
体の一部に強い皮膚炎(原発巣)が生じたあと、しばらくしてからその発疹の周囲から全身に細かい丘疹(散布疹)が現れます。
じくじくした原発巣が現れて1〜数週間後にその周囲や顔、体幹、四肢など全身に直径1㎜程度の丘疹が多発します。激しいかゆみがあり、掻いたところに新たな散布疹が出てくることもあります。細かい散布疹が硬貨大になったり、手の平や足の裏では大きな水ぶくれになることもあります。
全身に細かい丘疹が現れ、原発巣がなく周囲の人に同じ症状がみられる場合、虫さされや疥癬の可能性があり、とくに疥癬は伝染性が強いので皮膚科での顕微鏡検査が必要です。
ステロイド外用薬を原発巣と散布疹に塗って皮膚の炎症を和らげます。かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を内服します。
原発巣が大きい時や散布疹の出る勢いが強い時には、ステロイド薬を短期間内服することがあります。原発巣が治るとともに散布疹は軽くなっていきます。
原発巣を適切に治さなければ散布疹は勢いよく増えていき、かゆみのために眠れなくなるなど、体調にも悪影響を及ぼします。
・最新の記事に戻る
これまでの掲載分
・低血圧とは
・睡眠障害
・自家感作性皮膚炎
・気管支喘息
・閉塞性動脈硬化症
・虫 刺 症
・咽頭結膜熱(プール熱)
・突発性難聴
・口腔ケア
・花粉症
・呼吸不全
・貧血
・膀胱炎
・蜂窩織炎
・骨粗しょう症
・前立腺がん、肥大症
・高尿酸血症と痛風
・口腔ケア
・脂質異常症
・狭心症
・嚥下障害とは
・止血と創処置の原則
・一過性脳虚血発作
・胃・十二指腸潰瘍
・栄養失調(るいそう)
・めまい
・高血圧
・うつ病
・花粉症
・アレルギー性鼻炎
・急性腎盂腎炎
・マイコプラズマ肺炎
・インフルエンザ
・ノロウイルス感染症
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺炎
・変形性関節症
・脱水症
・熱中症
・心筋梗塞
・脳卒中(脳血管障害)