虫 刺 症
蚊、ブヨ、ノミなどの昆虫や、イエダニなどの吸血性ダニに刺されて生じた皮膚炎です。
毒蛾(が)などの幼虫や成虫の毒毛との接触により生じた皮膚炎も含まれます。
刺されたあと30分以内に、かゆみを伴うやや隆起した赤い発疹が現れます。
1〜2時間後には発疹は消失あるいは軽減しますが、
6〜48時間後に再びかゆみを伴う赤い発疹が生じます。
時に水ぶくれとなる場合もあります。
ノミやイエダニでは6時間以後に反応が出てくることが多く、
虫刺されに気づかないこともあります。
毛虫皮膚炎や毒蛾皮膚炎では、やや隆起した赤い発疹が多数集まって現れます。
かゆみのために引っかいて症状が悪化するので、引っかかないように気をつけます。
近くの皮膚科専門医のいる医療機関を受診してください。
□蜂(ハチ)にさされた。
ハチにさされると、赤く腫れて強い痛みがあるだけでなく、
まれに息苦しさを感じたり、ショック症状で意識を失う場合もあり、危険です。
痛みや腫れ、ショック症状があるときはすぐに病院へ受診しましょう
①ハチにさされたら、すみやかに現場(巣の近く)から十数メートル離れる。
②傷口を流水でよく洗い流し、ハチの針が残っている場合は、
指でつまんで毒液を再注入しないようにそっと抜く。
③流水にさらしながら爪などで傷口の周囲を圧迫し、毒液をしぼり出す。
受診をして処置を受けたら、ぬれたタオルなどで冷やしながら、安静にします。
□虫でかぶれた。
毛虫や毒蛾の鱗粉(りんぷん)に触れると、強いかゆみが起こり皮膚が赤くなります。
患部を流水でよく洗い流してましょう。
□虫に刺されて、こんなときは・・・
赤く腫れても、すぐにおさまるようならいいですが、
まれに深刻なアレルギー症状を起こす場合もあります。
以下のようなときは、応急手当てのあと、すぐに病院へ受診してください。
①熱が出る
②吐く
③呼吸困難になる
④意識が薄れる
⑤赤いブツブツや腫れが大きく広がる
⑥ショック症状
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